シロフクロウは体重に相当する量を毎日食べ、コミミズク同様にカンが鋭く、獲物が集まりそうな場所を
予知します。不猟の時期が来ることを察すると、頃合いを見て移動し、古巣に舞い戻ってきます。この予知能力こそ、シロフクロウのトーテムのパワー。透視力と霊感に優れているのです。
シロフクロウは新天地に渡っても、自分の実力を誇示したりしません。静かに現地に入り、自分の仕事に集中します。
だから成果が上がるのです。この姿勢は私たちも見習うべきでしょう。地上のシロフクロウはカギ爪を隠して歩きます。
まさに「能あるフクロウは爪を隠す」です。ここにもシロフクロウの教えがあります。それは仕事を達成する秘けつはタイミングと技であり、威嚇ではないということ。本当の強さは優しさであることをシロフクロウ は身をもって示していま
す。
シロフクロウはサバイバルの達人です。幼鳥のころから俊足で泳ぎがうまく、いざとなれば死んだフリもします。このフクロウはアメリカワシミミズクの強靭さとアメリカフクロウの稗猛さを兼ね備え、何よりも、コミミズク顔負けの度胸
とマルチな才能に恵まれているのです。
書籍『アニマルスピークより』
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